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Today's MV : Nine Inch Nails – LESS THAN

今日のMVは、先日『ツイン・ピークス リターン』にも本人役で出てたナイン・インチ・ネイルズの新曲「Less Than」

基本的にここ10年くらいのNINには期待し過ぎないようにしてる……。そしたら割と聞きやすい曲。
NINに限らず、ストロークスとかファミコンぽい映像を多用するアーティストが増えた気がする。


ストロークスもミューズも、80年代のSFやゲームの持っていた「ビット」感、未来観、ミニマリズムを踏襲している気がしてならない。

ADD VIOLENCE [CD]

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Today's MV : あいみょん - 君はロックを聴かない

女性シンガーソングライターの新星あいみょん「君はロックを聴かない」

映像の雰囲気もロケ地もアレンジも、そしてしっかりしたサビも、どこかしら懐かしい(90年代)、安心して聴いていられる良い曲。
曲名も刺さりやすいし、ラジオやスペシャがヘビロテするのも当然。

 

青春のエキサイトメント

青春のエキサイトメント

 

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Today's MV : Radiohead - Lift

本日のMVは、名曲と言われながらリリースされてこなかったRadiohead 「Lift」

トム、もう一回ボタン押せば解除されるぞ、と思いつつ、各階には乗り降りする人がいて、エレベーターを降りていくほどシュールなことになるという、「I Promise」に続く90年代的小ネタMV。
 

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逃げるは恥だが役に立つーー『ダンケルク』

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聞きしに勝る、陸海空恐るべき「映像体験」だった。

ダンケルククリストファー・ノーランの新境地ともいうべき作品だ。
凄まじい音響や、終始戦場に流れ続けるハンス・ジマーのローきつめのスコアとは対照的に、戦場という理屈抜きの地獄を前に、ノーランは理屈を捨て、IMAXの力も借りて言葉少なく観客を戦場のただ中に放り込んだ。

戦争映画としても『ダンケルク』は異色だ。
プライベート・ライアン以降当たり前となった、目を背けたくなるような人体破壊描写は一切無い。主人公は銃を持たず、ほとんど「戦わない」(戦える状態にない)戦争映画は、常に死と隣り合わせ、行き当たりばったりの撤退をスリリングに描く。

 

ノーランは一貫して「時間」と向き合ってきた映像作家だ。
メメントは10分しか記憶を保てない主人公に寄り添うように、物語が逆行するという奇抜な設定を見事に整理し、インセプションでは夢の世界を階層化し、かつ時間の流れをそれぞれ変えてラストのアクションにこれまでにないスリルを与えた。そしてインターステラーでは必然ともいえるが、「宇宙」の中に流れる時間を残酷に、そして美しく可視化してみせた。

ダンケルク』は、一部宣伝文句で「タイムサスペンス」と呼ばれている。陸(1週間)・海(1日)・空(1時間)の時間の長さを分け、それぞれの視点で運命を交差させている。これも戦争映画としては異例だ。
3つのシークエンスそれぞれに流れる時間が違うことは、そのまま歩兵の悲惨さを浮き彫りにした。ドイツ軍の猛攻から命からがら逃げた先に待ち受ける桟橋の長い長い列。そこを集中的に空爆され、運良く船に乗れても魚雷や空爆から逃れることはできない。船から投げ出され、また船に乗るの繰り返し。
心身ともに崩壊寸前で、表情に乏しい歩兵たちに対し、海兵やパイロット、遊覧船で救出に向かう民間人は使命感に燃えエモーショナルなことを言う。
地獄の最前線は、人間性をかくも奪う。

 

 

言葉は分断と時空を超えるーー『メッセージ』

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6月頭に観たドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF『メッセージ』について。

 

ヴィルヌーヴとの相性は全然よくないけど、本作はSF映画らしからぬ感慨が押し寄せる力作だった。宇宙に行かないSFはあるけど、生命すら脅かされることのない(とはいえ危険が迫るシーンはあったが)SFは珍しい。

突然世界各所に現れたばかうけのような宇宙船に動揺する世界と、そんな中で宇宙人との会話を探り探り試みる女性言語学者ルイーズを描いた本作。

分断された世界を繋ぐ言葉とは、思想とは、勇気とは。そんな2017年とも相通ずる課題をこねこね考える一方で、意外にも本作はあたかも君の名は。のように、時間軸のミスリードが観る者にエモーショナルに突き刺さる流れにもなっている。
言葉の力は分断を超えられる、までであれば、理知的なSFだったね、でも物足りないね、で終わったのだが、宇宙人の言語を解読するにつれ、彼らの言語には現在・過去・未来の概念が無いことが分かり、物語は一気に活性化する。
つまり、彼らは時空を超える存在なのだ。それが解決と和解のキーになり、そしてルイーズの人生に大きな影響を及ぼす。

 

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『メッセージ』は、なんやかんやですれ違ってきたヴィルヌーヴ作品の集大成的なつくりだった。
宇宙人は『複製された男』のクモだし、音響の素晴らしさは『ボーダーライン』、謎に向かうベクトルの強さはプリズナーズ
あとはやはり「時間」「宇宙」というキーワードからノーランのインセプションインターステラーがちらつく。