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ピーター・ジャクソン版『キング・コング』を振り返る

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 『キングコング:髑髏島の巨神』を観る前に、以前に書いていたピーター・ジャクソンについて振り返りたい。

 

『髑髏島の巨神』はこの先に控えているゴジラとのガチンコ対決を前にしたリブートとされているけど、予告編見るまでは乗り気じゃなかった。
なぜなら、当時(っていうほど昔じゃないと思ってたら12年前なのね……)の最新技術を駆使して、1933年版へのリスペクト溢れる一大巨編が作られているからだ。

 

下記は2008年くらいに書いたものを再編集したものです。

 

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ファンタジー嫌いが災いして『ロード・オブ~』3部作を未だに見てない自分にとっては、コングが出てくるまでの冒頭1時間はどうやり過ごせばいいのか分からんほど退屈だったけれども、それ差っぴいても映画館で観ておけばよかったという快作だった。

リメイクという時点で、あの誰もが知っている結末を変えることなんてできないし、何より原作の熱狂的なファンであるピーター・ジャクソン自身が許さない。
だから彼は、現代のCG技術と原作への異常な愛情で以って、思いっきりスカル・アイランドでの冒険を膨らませてみせた。
とにかく凄まじきイマジネーションと意志の力が縦横無尽に焼き付けられていて、観客はこの息つく間もない怒濤のスペクタクルに身を委ねればいい。

1933年版の、アンのコングへの思いというのは、恐怖と畏怖と憐れみがない交ぜになったものだった。
が、ナオミ・ワッツ扮する本作のアンは、もう恋する乙女だ……この設定はストックホルム症候群的なものなのか、ゴリ専ということなのか。

 

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キングコング:髑髏島の巨神』はこちら。IMAX 3Dで観たらめっちゃ楽しそう。

 

キング・コング [Blu-ray]

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「もう怒れない」――『マツコ&有吉の怒り新党』終了によせて

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『マツコ&有吉の怒り新党が、先週終わってしまった。

ただ、今週には同じ枠で新番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』が始まるので実質的にはリニューアル。
最近では出前の寿司桶を洗わない人のくだりで、有吉が「お客様は神様です。ってお前が言うな、私は神様だって言ってるの頭おかしいだろ」と相変わらず冴えた怒りを見せていたが、視聴者からのメールは次第に怒りというよりかは人生相談的色彩の濃いものが増えてきており、マンネリを回避すべく随時番組はてこ入れを続けていた……。

 

2人のお茶受けを用意し続けたADと青山アナが泣くばかりで当の2人に感慨は無く、
有吉「僕ら以外の人が怒ってる。怒ってる人を見るとね、恥ずかしい(笑)」
マツコ「もう怒れない…」
と全投稿者を敵に回すような発言で番組を締めくくったのだった。

 

そもそも、『怒り新党』というネーミングでありながら、当初から2人は党員の怒りメールをほとんど不採用にし、逆に怒りメールに対して怒ったりもした。

「その怒り、恥ずかしくないか?」と。

常に何かに怒っている印象だった2人に逆にたしなめられるという意外性が番組の魅力になっていたし、視聴者にとっては2人が共感するかしないかが読めそうで読めないのが面白かったりした。

 

6年間で2人は冠番組、レギュラー番組を多く抱え、押しも押されぬ人気者となった。
その間もこの番組で2人はあくまで自分に正直に、ほとんどを常識人として、時に変な人として振る舞った。『怒り新党』で自分たちのスタンスを確立し、そのまま大物になったのである。

 

ちなみに最終回は新・三大の傑作選。
個人的にはちょっと前あたりだと「探偵物語予告」「ベーリング海一攫千金」「女子テニスうなり声」あたりが面白かった。

 

Today's MV: never young beach - お別れの歌

「お別れの歌」なのに小松菜奈が超絶的なかわいさを見せるので、さっぱり別れる理由が見つからない。
4分20秒くらいの傘開いたりたたんだりするやつとか、かわいすぎる。
歌詞を見る限り物理的な別離(死とか、遠距離とか)でもない。
全然曲は始まらないし、あっさりと終わる。

 

ちょっと残念なのが、スマホで撮った感を出すために、というかスマホで撮ったゆえに縦長の動画なんだけど、YouTubeで全画面表示しても仕様上大して大きくならないこと。

 

プライベートな自分(カメラ)目線で恋人との幸せな日々、そして別れを描くのはミュージック・ビデオの王道。このMOROHAもそうだし枚挙に暇が無い。

 

その最新版がネバヤンの「お別れの歌」。
今抜群に輝いている小松菜奈があまりにもナチュラルな演技を見せているのがたまらないし、あまりにも撮れ高あったから曲の尺の倍にせざるを得なかったんだろう。

 

 

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fam fam

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Today's MV: James Blake - My Willing Heart

ジェイムス・ブレイクの新しいMVには、なんと臨月というかもう産まれる寸前のナタリー・ポートマンが出演している。お腹の膨らみが幾度となくクロースアップされ、赤ちゃんがお腹を蹴るシーンすらある。

そして、水と戯れるナタリー・ポートマンは、凡庸だが妊婦なのにまるで胎内にいるかのようだ。

 

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そして胎内MVといえば、もはや20年くらい前の名曲、マッシヴ・アタックの「Teardrop」。このリズム、天から降りてくるようなメロディ。今なお神々しい。

 

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The Colour In Anything (CD)

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Mezzanine

Mezzanine

はじめるにあたり

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結構何年かぶりにブログをちゃんとやろうと思い、新しいブログを立ち上げました。

 

テーマは自分が関心のある映像メディア全てです。

映画はもちろん、テレビ、ドラマ、動画、ミュージック・ビデオ……日々供給される映像は、スマホタブレット、動画配信サービス、Wifiの進化により、場所・時間を問わず楽しめるようになりました。一方で、生きてるうちには絶対消化し切れないその物量に、なんだか右往左往してしまう自分もいます。

 

そんな中、自分が芽生えた問題意識は下記のようなものです。

たとえば『カルテット』について触れたメディア、ブログは星の数ほどありますが、『ウォーキング・デッド』の今に触れた記事は少ないし、NHKプラネットアース』で衝撃を受けたシーンや、『クローズアップ現代』で面白かった回について触れたブログはなかなか見かけません。音楽や映画の情報サイトはあるのに、なぜテレビの情報は雑誌メディアがメインなのでしょうか。

また、世界では岡崎体育のごとくバズってるのに、日本では偶然見ることすら難しい優れたミュージック・ビデオも数多くあります。

 

これは、「自分はこんなの知ってるぜ」的な発言にとられてしまうかもしれませんし、普通に『カルテット』について書きたい気持ちもあるんですけど、「情報を欲している人がいるはずなのに紹介する人間があまりいないのでは」という勝手な問題意識が先走っています。

記事が集まった時に、包括的かつ極私的な映像にまつわる小メディアになってたらいいなと思っています。

 

ゆえに多分に中途半端な試みになる危険性は十分あるし、というかそうなるような気がします。Twitterも同時に走らせるので、そっちが先行しがち、済ませがちになる気もします。とりあえずやってみます。

 

昔に書いていた記事も、趣旨に合えば復刻したいと思います。