Today's MV : Radiohead - I Promise
『OK Computer』20周年記念盤に収録されている未発表曲“I Promise”のMV。
『The Bends』のボーナストラックといった趣の、弾き語りによるシンプルな曲だ。
首だけのアンドロイド?が車窓を眺めるシンプルで不気味な内容もまた、あの頃のレディオヘッドを彷彿とさせるもので少し懐かしく感じる。
OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017 [帯解説・歌詞対訳 / 紙ジャケ仕様/ 高音質UHQCD / 2CD / 国内盤] (XLCDJP868)
- アーティスト: RADIOHEAD,レディオヘッド
- 出版社/メーカー: Beat Records / XL Recordings
- 発売日: 2017/06/23
- メディア: CD
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Today's MV : Harry Styles - Sign of the Times
元ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズのシングル“Sign of the Times”が素晴らしい。
MVは、クラシカルな大曲らしいロケーション、カメラ割り、そして、その中をジャニーズのライブばりに浮遊するハリーという、とにかく壮大な仕上がりで素晴らしい。
デヴィッド・ボウイやジョージ・マイケル、プリンスといった、立て続けに逝ったスターへ向けた哀悼・接近ともとれる歌詞と、ブレグジットやトランプ、テロといったイギリスを取り巻く分断と恐怖渦巻く社会情勢へ向けた歌詞で構成されており、総じて「現世からあの世」を想うバラードだ。
曲の世代を超えた親しみやすさ、歌詞の共感のしやすさ、ともに「sign of the times」を捉えた名曲だと思う。
Today's MV : Soundgarden - Black Hole Sun
先日元サウンドガーデン、オーディオスレイヴのクリス・コーネルが亡くなった。
自分はいわゆる、こうして今亡くなって良さに気付いたたちの悪いパターンで、サウンドガーデンはニルヴァーナやアリス・イン・チェインズ、パール・ジャムらシアトルの同郷「グランジバンド」の中でもぱっとしない存在、オーディオスレイヴはレイジの音にこの声は……とまともに聴いて来なかった。
若い頃にかなり強固にそう捉えてしまったため、拭い去るのは不可能かもしれないが、この曲の退廃的な高揚感は格別。クリス・コーネルのダウナーとハイトーンヴォーカルが混ざり合うサビはいつまでもループできる。
どう形容していいかわからないが、花、水色の空、常に不穏で歪んだ世界観は、アントン・コービンが撮ったニルヴァーナ“Heart Shaped Box”のMVにも似た趣がある。あと、このアメリカ家庭を不気味に撮りました感は何かと似てると思ったけど思い出せず。
オーディオスレイヴも、クリス・コーネルがハイトーンで歌いっぱなし、トム・モレロ弾きっぱなしのこの曲はツェッペリンみたいでカッコいい。というか、ツェッペリンを志向しただけであって、となると……。
てかこんなに花火打ち上げてるMVも無いのでは。
そしてアリス・イン・チェインズを久々に聴いてやっぱり最高だと思う。
稀有な迫力を持ったヴォーカルのレインは、クリスの何年も前に亡くなってしまったが。
Today's MV : Bruno Mars - That’s What I Like
Today's MV : Hyukoh - Leather Jacket
一部ではかなり騒がれてる韓国のロックバンド、Hyukoh(ヒョゴ)の新曲「Leather Jacket」。
聴けば分かってもらえるけど、これほどまでに軽やかで芯を食ったロックンロールが隣の国に現れるとは。K-POPはグローバルな戦略性で以て、かつJ-POPの空白を埋めるような形で日本にもすっかり定着したが、韓国のロックバンドがここまで注目されたことは初めてなのではないか。
サビ以外は韓国語で、それがまた欧米のロックバンドにはない独特のリズムを生んでいる。
アメリカのロックバンドのありがちなMVのようでいて、ハングルはどこにも出て来ないのに韓国らしいエッセンスや湿度を感じさせる映像美も素晴らしい。最近観た韓国映画で言うと「哭声 コクソン」にも通ずる感じ。