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映画、テレビ、ミュージックビデオ、ドラマなどのストレージメディア

日本で最も有名な日本人を『水曜日のダウンタウン』が調べるとこうなる2020

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22日に放送された『水曜日のダウンタウン』2時間スペシャル。ネットニュースに載るためネタ作りに奔走する企画では、クロちゃんをも飲み込むフワちゃんの破壊力を見せつけ、春日VS団長の我慢頂上対決はバラエティにおいて見たことの無い画を提供してくれた。…

令和の『半沢直樹』はどんな顔面大相撲を見せてくれるか

コロナ禍でブログを書く時間はいくらでもあったはずなのに、力なく4ヵ月が過ぎてしまった。もはや3年くらい経ったのでは?と思いたくなるような、一方で時が止まってしまったのでは、と思いたいような日々。『半沢直樹』の続編がついに今日始まる。空前絶後…

Today's MV : King Gnu - Teenager Forever

日本のアーティストのMVを観て、久しぶりに純粋に面白かったし、曲がより好きになった。そして、それが国内トップクラスの人気を誇るバンドだったことがうれしい。裏を返せば、内外問わず、最近は面白くないMVばかりで窒息しそうでもある。井口のタンクトッ…

ネットフリックス映画を考える その2:『アンカット・ダイヤモンド』『マリッジ・ストーリー』等

前回ではかなり否定的な目線でネットフリックス映画を取り上げたんだけど、その2ではめっちゃ面白かったわけじゃないけど良かったものを並べています。 まずは、アダム・サンドラーがゲスな宝石商ハワードを怪演した『アンカット・ダイヤモンド』。まずネタ…

ネットフリックス映画を考える その1:『アイリッシュマン』等

圧倒的な資本とグロ―バリゼーション&ローカライズによってドラマ界を制したネットフリックスが、ここ2、3年で映画賞レースに乗り込むようになった。「配信された映画は映画と呼べるのか?」といった、個人的にはくだらないと思う議論をも呼び込んでいるが、…

新型コロナウイルスによって繰り返される、先行き不透明な自粛の春

3.11以降、本当に色々なことを学んだ。それは、世の中がどうやって成り立っているかを学ぶに等しいものだった。ツイートを振り返ると、買い占めと自粛ムードに心底腹を立てていた。デマに騙されて皆がミネラルウォーターを買い占める姿は本当にムカついたし…

『パラサイト 半地下の家族』――オスカーを制したブラック“階段”コメディ

ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞と主要部門を受賞する快挙を成し遂げた。アメリカで異例のヒットを記録しているとは聞いていたが、まさか作品賞を獲るとは。これがさらに凄いのは、パルムド…

『コンテイジョン』――パンデミックは絶え間なく進化する

コロナウイルスの流行で、スティーヴン・ソダーバーグ『コンテイジョン』が再び脚光を浴びている。ネットフリックス等で軒並みランクアップしているらしい。 『コンテイジョン』は未知の伝染病のパンデミックの発生から終焉間際までをグローバルに、冷徹に描…

『スリー・ビルボード』――一筋縄ではいかない、だから人は面白い

だいぶ前に観たことになるけど、『スリー・ビルボード』は2018年屈指の作品だった。過去形で語ってしまっても大丈夫だと思う。『シェイプ・オブ・ウォーター』を観ていないので説得力無いが、作品賞を逃したのも不思議でならなかった(脚本賞は『ゲット・アウ…

『15時17分、パリ行き』――高性能な本人出演再現ドラマの意図

先月頭に友人と観たが、イーストウッド翁が、どんな境地でこれを撮ってるのか分からないほど不思議な映画だった。高性能な「本人出演再現ドラマ」を目指した実験であり、アメリカ人の呑気なヨーロッパ旅行ムービーであり、英語は地球語?であり、前二作より…

Today's MV : くるり - その線は水平線

今日のMVはくるりの新曲「その線は水平線」。クリストファーが叩いてた『アンテナ』の頃のくるりのようなミドルテンポのロック。ゴツゴツとしたギター、名曲「HOW TO GO」のようにいつまでも聴いていたいアウトロが漂泊の思いを掻き立て、素晴らしい。女優の…

Today's MV : Jay Rock, Kendrick Lamar, Future, James Blake - King's Dead

久々の本日のMVは、大ヒットした『ブラック・パンサー』サントラから、ケンドリック・ラマー、ジェイ・ロック、フューチャー揃い踏み、ジェイムス・ブレイクがトラックを手掛けた?「King's Dead」。あまりのカッコよさ、映像の見事さに言葉を失う。フューチ…

『赤い影』過去記事――不気味な予兆と暗示に満ちたスリラーの名作

『スリー・ビルボード』でさりげなく使われていたこともあり、最近『赤い影』のことを目にすることが多いので過去記事掘り起こしました。読み返すと、またぜひ観たいと思う傑作。『スリー・ビルボード』に限らず色んな作品に影響を与えているとのこと。 ichi…

2017年ドラマツイートまとめ

2017年振り返り企画、3月も半ばでようやく完了……最後はドラマものです。『ウォーキング・デッド』を追うのに精いっぱいだったところから、昨年から通勤の往復でNetflixを適度に浴びる日々。2時間の映画に対し1話1時間で何シーズンにもわたるドラマを見るのは…

2017年テレビツイートまとめ

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このブログを始めた時、テレビのことをもっと気軽に書いていきたいと思っていたものの、これまで書いたのはわずか5本。たいていはツイッターで済ませているのが現状だった。なので、逆にツイートをまとめることで、2017年に見てきたテレビを振り返りたいと思…

2017年観た映画レビュー その3

やっつけ企画、2017年観た映画振り返り。最後は劇場で比較的観て、比較的その場でブログが書ける状況でした。家ではほとんどNetflixでドラマ三昧という感じ。 『アウトレイジ最終章』 やっぱり『アウトレイジ』最高のシーンは、カッターナイフでも機銃掃射で…

『HANA-BI』過去記事――北野流死出の旅

大杉漣が急逝し、テレ東が急遽『HANA-BI』を放送していた。昨日の『ニュースキャスター』で、たけしはテレビの前で涙を流した。僕は、『アウトレイジ』が常連の俳優、久石譲の音楽といった北野映画を表象する要素を捨て、ヤクザと「コノヤロー」だけを残して…

2017年観た映画レビュー その2

やっつけ企画、2017年観た映画振り返り。今回は8~10月に観た映画たちです。予告編も貼っていれば、Amazonビデオへの接続もばっちり(最近の映画はほぼAmazonでさくっと観られるということか! そりゃあTSUTAYAは潰れる)ということで、かなり気の利いたリンク…

2017年観た映画レビュー その1

観た映画は何であれブログに残しておきたいけど、自分の持ち時間と能力ではできなくて。とりあえずツイッターには残しているので、それをまとめて気持ちを落ち着かせるための記事です。ツイッターを始めた2017年の3月から夏くらいまでのまとめ。その前に観た…

『デトロイト』――差別が加速させた悪夢のような役割分担

先週、キャスリン・ビグローの最新作『デトロイト』を観てきた。「デトロイト暴動」が起こった背景から実際の暴動の様子、そして、後半は登場人物たちが拷問に近い執拗な取り調べを受けたといわれる「アルジェ・モーテル事件」を描いた作品だ。 『ハート・ロ…

『デトロイト』ではなく、『ゼロ・ダーク・サーティ』過去記事

2013年2月に書いたものです。 ---------------------------------------------------公開日に観た『ゼロ・ダーク・サーティ』。ウサマ・ビン・ラーディンの発見・殺害に執念を燃やしたCIA女性分析官を描いた物語だ。監督のキャスリン・ビグローは、『ハート…

2017年気になったミュージック・ビデオ 番外編

2回に分けて振り返った2017年のミュージック・ビデオ。今回は、「凄いミュージック・ビデオ」という観点では選に漏れたけど、漠然とテレビとかYouTubeとか見てて気に入った曲たちを。前半ロック寄り、後半ポップ寄り。 HYUKOH - Leather Jacket moviestorage…

2017年気になった凄いミュージック・ビデオ その2

2017年、気になったミュージック・ビデオの続き。アメリカのヒットチャートを席巻したラップ、R&Bなどをまとめてみました。 6.Kendrick Lamar - DNA. 2017年を代表する傑作『DAMN.』から、今のところ5曲のMVが作られていて、そのどれもが素晴らしい出来だっ…

2017年気になった凄いミュージック・ビデオ その1

もう2月だというのに2017年の振り返りをしてみるシリーズ。まずは、曲自体も好きだけど、それ以上にMVが気になった曲の振り返りです。 1. MONDO GROSSO - ラビリンス 香港・満島ひかり・長回し風。最高のロケーション、最高の素材、最高の撮影。 moviestorag…

貴乃花は、ただ貴乃花なだけなのか

かち上げ&張り手を事実上封じられた白鵬、未だケガからの復帰が遠いというか事実上の引退がちらつく稀勢の里の両横綱が休場し、一人横綱となった鶴竜も圧巻の連勝街道が一転4連敗、気付けば平幕・栃ノ心が優勝をかっさらうという波乱の展開となった大相撲初…

『ガキ使』ブラックフェイス問題でみえた、あまりにも深い分断

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正月からずっとモヤモヤしてしまったのが、『ガキ使』の恒例企画「笑ってはいけない」で問題になった、「浜ちゃんブラックフェイス(黒塗り)問題」。今日『ワイドナショー』があったので、これを受けてのニュースが一通り流れたらこの騒ぎは収束すると思うが…

『ブレードランナー2049』――Why not me

『ブレードランナー2049』ようやく観た。睡眠不足と風邪で2時間40分、予想通り非常につらい鑑賞になった。1カット1カットが長く、まるでタルコフスキーのように絵画的なロングショットが続くため、序盤から中盤にかけて別の記憶=夢を何度も刷り込まれそうに…

Today's MV : The National - 'The System Only Dreams in Total Darkness'

今日のMVは、だいぶ前に取り上げようと思って忘れてたThe National「The System Only Dreams in Total Darkness」。アメリカのインディ―ロックの良心みたくなっている以外よく分かっていないながら、毎回なんだかんだでアルバムを聴いてしまうバンド。ジョイ…

『彼女がその名を知らない鳥たち』――この清濁のエクストリーム感

蒼井優と阿部サダヲのW主演という、あくまで個人的にだがキャスティングに魅かれるものが全く無かった反面、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』と快作を飛ばし、来年には既に『サニー/32』『孤狼の血』という二つの話題作の公開を控えている、今邦画界で最も勢…

『ゲット・アウト』――2017年に観るべき衝撃コメディホラー

「レイシズムブラックコメディーホラー」とでも呼ぶべき、トランプが大統領になった2017年に観るべき衝撃作だった。そもそも、トランプが大統領じゃなかったらこんな作品生まれなかったかもしれない。何を書いてもネタバレだが、コメディーというか風刺的発…