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「もう怒れない」――『マツコ&有吉の怒り新党』終了によせて

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『マツコ&有吉の怒り新党が、先週終わってしまった。

ただ、今週には同じ枠で新番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』が始まるので実質的にはリニューアル。
最近では出前の寿司桶を洗わない人のくだりで、有吉が「お客様は神様です。ってお前が言うな、私は神様だって言ってるの頭おかしいだろ」と相変わらず冴えた怒りを見せていたが、視聴者からのメールは次第に怒りというよりかは人生相談的色彩の濃いものが増えてきており、マンネリを回避すべく随時番組はてこ入れを続けていた……。

 

2人のお茶受けを用意し続けたADと青山アナが泣くばかりで当の2人に感慨は無く、
有吉「僕ら以外の人が怒ってる。怒ってる人を見るとね、恥ずかしい(笑)」
マツコ「もう怒れない…」
と全投稿者を敵に回すような発言で番組を締めくくったのだった。

 

そもそも、『怒り新党』というネーミングでありながら、当初から2人は党員の怒りメールをほとんど不採用にし、逆に怒りメールに対して怒ったりもした。

「その怒り、恥ずかしくないか?」と。

常に何かに怒っている印象だった2人に逆にたしなめられるという意外性が番組の魅力になっていたし、視聴者にとっては2人が共感するかしないかが読めそうで読めないのが面白かったりした。

 

6年間で2人は冠番組、レギュラー番組を多く抱え、押しも押されぬ人気者となった。
その間もこの番組で2人はあくまで自分に正直に、ほとんどを常識人として、時に変な人として振る舞った。『怒り新党』で自分たちのスタンスを確立し、そのまま大物になったのである。

 

ちなみに最終回は新・三大の傑作選。
個人的にはちょっと前あたりだと「探偵物語予告」「ベーリング海一攫千金」「女子テニスうなり声」あたりが面白かった。